2019年度国際セミナー

当セミナーはコロナウィルスによりセミナー自体が中止となりました。お申し込みいただきました方々には誠に申し訳ございませんがご理解のほどよろしくお願いいたします。

(現在、同コンテンツでのセミナー開催の可能性について当部ないにて検討中でございます。開催決定時にはHPにてお知らせいたします。)

テーマ: 中国市場における知財リスクと、中国での自社事業の守り方
海外進出には、販路開拓や製造コスト低減というメリットがある一方、国内市場とは異なる不確実性=リスクがあります。最大のリスクは知財リスクでしょう。中国では、「青森」など日本の地名が無関係な他者により商標出願されたり、昨日まで家族ぐるみの付き合いをしていた現地同僚に営業秘密を盗まれて勝手に特許出願されたり、粗悪な模倣品が出回ったり、さらには、中国に独特な製品規格への対応に難儀します。
しかし、2002年に中国がWTO加盟した後、3M、シャネル、コクヨ、ソニーなどが裁判を通じて中国市場での「予見可能性」を高めてくれました。やはり、現地での知的財産権の確実な取得が、知財リスクを減らします。また、模倣品の摘発に優れた知恵も蓄積されてきています。
今年度の城南国際セミナーでは、中小企業の海外進出を支援する際の基本的な知財リスクの考え方と、この知財リスクを減らすために、どう製品開発し、知的財産権を取得していくか、さらに、中国の知財事情や模倣品対策について、その道の専門家に講演をしていただきます。
第一部では、特許事務所ケイバリュエーションの鈴木健治様に、中国が、国家として守らなければならない知的財産に関する条約の規定と、具体的な訴訟の事例を通じて、中国市場での知財リスクと、先人たちの対応策を話してもらいます。さらに、中小企業に役立つ情報として、PCT国際出願制度や、マドリッドプロトコルによる国際商標出願制度や、これら外国出願に関する補助金の現状なども紹介していただきます。
第二部では、株式会社ワールドワイド·アイピー·コンサルティングジャパン(WWIP)シニアコンサルタントの花田舞佳様に、中国の最新の知財事情と、化粧品や食品の最新の規格であるNMPA(旧CFDA)についてご講演いただきます。当社は中国における模倣品の摘発では実績があり、とても興味深いお話しが伺えると思います。
第一部:「海外進出での知財リスクを洗い出すチェックリストと、国際出願制度の概要~PCTとマドプロ~」
講師:特許事務所ケイバリュエーション
所長・弁理士 鈴木 健治 氏
第二部:「最新の中国の知財事情とNMPA」
講師: 株式会社ワールドワイド·アイピー·コンサルティングジャパン
Senior Consultant 花田 舞佳 氏
【日時】2020年2月29日(土) 13:30~16:30(13:00受付開始)
【場所】渋谷勤労福祉会館第二洋室 (東京都渋谷区神南1-19-8)
【交通】JR山手線、渋谷駅から徒歩約6分
【募集】50名(先着順)
【費用】2,000円(城南支部会員1,000円)

【お問い合わせ先】城南支部・国際部(担当:平野)
johnan-kokusai@siroato.net